フォローしてるのか、バカにしてるのかわからないことを言うのは、凛太郎。


「へ〜。また、キスされにきたの?」


ニヤリと微笑むのは、紫恩。


そして…。


「…なにしにきたんだ?」


昨日と同じ黒いソファーに、飛鳥が座っていた。


「なにしにって、とぼけんじゃないわよ!あたしの学校にこれ貼ったの、あんたたちでしょ!」


あたしは飛鳥の目の前にあるテーブルに、ビラを叩きつけてやった。