あたしは、唾をゴクリと呑んだ。


決定的場面を捉えたあの映像で、揺すってくるとは思ったけど…。


「…でも、そんなのセコくないっ!?寄ってたかって、こんなか弱い女の子を脅してくるなんてっ!」


「か弱くはねーだろっ」

とボソッとツッコむ蛍の言葉も、今は無視。


あたしは、飛鳥から視線を外さなかった。


「キーキーうるせぇな。黙ってろ、サル女」


…サルぅ!?