そんなことまでっ…。


…飛鳥に見られていると、どうも心を見透かされているような気分になる。



「…あっ、ホントだ!飛鳥の言う通りっ」


ふと目を向けると、凛太郎がノートパソコンの画面を見ていた。


その手には、…なんとあたしの学生証が握られていた。


どうやら、あたしが脱いでスクールバッグにしまったブレザーのポケットから、見つけ出したのだろう。