「俺もー。凛太郎が余計なこと言うからだろっ」

「ごめんごめんっ。でもお嬢様なら、あり得るかな?って思って」


他の3人は、その話で丸め込めそうだったのに、飛鳥には通用しなかった。


むしろ、見破られたっ。


…やっぱりこの男、侮れない。


「けど、お嬢様が喧嘩慣れってしてるもの?」

「実は、ヤクザの娘だったりして」

「ちっ…違うわよ!あたしの親は、輸出関係の会社の社長で!」