「ああ。蛍といっしょにいて」


それを聞いて、その男はサル男の蛍に目を向けた。


「蛍。お前のツレか?」

「…んなわけねぇだろ!それに聞いてくれよ、飛鳥(アスカ)!この女、俺をここまで追いかけてきやがったんだ…!」

「お前を追いかけて…?」


あたしに鋭い視線を送る、『飛鳥』と呼ばれる不良グループのリーダーの男。


すると、凛太郎がお腹をかかえて笑った。