そして、あたしにキスしようとしてきた変態は…。

緩めのパーマのあたった、青みがかった髪の…『紫恩』という名前の男。


身長は、あたしよりも頭1つ以上高い。


その紫恩とほぼ同じ身長のある…今ダーツをしていた男は…。


「紫恩〜。ちゃんと買ってきてくれた?」

「ああ。…ほい、牛乳」


そう言って、紫恩はさっき手にぶら下げていたコンビ二の袋から、1リットルの牛乳パックを取り出した。