この状況って……!



数分後…。


「戻ったぞー」


そう言うサル男の後ろで、あたしは紫恩とかいう男に、ブラウスの襟を摘まれていた。


まるで、首根っこを摘まれたネコのよう…。


「おかえりー!…って、あれっ?なに、そのコ?」


サル男の声に反応して、ダーツをしていた男が振り返る。


そしてあたしに気づくなり、まじまじと眺めてきた。


「女の子なんて、珍しいじゃん!」