なんと、あたしのすぐ後ろに立っていた。


そして、呆気に取られていたあたしの顎をクイッと持ち上げたっ…。


あたしと同じくらいの身長のサル男とは違って、あたしよりも頭1つ以上飛び抜けた…長身の男。


あたしを見下ろす伏し目が、どこか色っぽく見えて……。


その視線は、…あたしの唇に向けられていることに気がついた。


「…ちょっ」


…っと待って。