私の声に反応して3人が食卓テーブルにやって来る。
恭介の機嫌が心なしか良くないからアイテムとやらを使われてしまったのだろう。
どんまい恭介
翔の暴君はいつもの事なんだから諦めなさい。
「百合悪い。今日も夕飯ご馳走になっちゃって」
何を今更の事を
「何時もの事でしょ?4人分作るのが当たり前になってきてるから気にしなくて大丈夫よ」
「そうだけど……」
「はいはい、そんな事よりも食事しましょ!
茉莉も泣きそうな顔しないでほら席について!」
二人はなにか言いたそうな顔をしていたがそんなの構いもせず半場無理やり話を終わらせる。
だって本当に申し訳ないと思うなら夕食を食べる前に帰ればいいじゃない。
茉莉だって私と同じくらい料理出来るんだから作ればいいじゃない。
それをしないで上っ面だけ申し訳なさそうにしても嬉しくないし、逆に不快になる。