また夢を見ていた。


今度は真っ暗な中を1人さまよっている夢だ。


((お前はクズだ!))

((そんな汚い目でこちらを見るな。))


((お前、あの財閥の娘だよな?))


((いい体してるじゃねぇか。))


((汚らわしい。))


((お前の存在が邪魔だ。))


((死ね。))


((消えろ。))


((失せろ。))



耳を劈く様な声。

高い声から低い声まで様々だった。



頭を殴られたような感覚だった。









ねぇ。どこ?


光は、、どこなの??




ーーー、貴方は今どこにいるの、、?








「小結!!」



「ぐっ、、」



「また嫌な夢でも見てたのか?!魘されてたぞ?!」



「、、ん。」



「心配かけるな。」



「恭、ありがとう。お風呂ってついてるか?」




「あ、あぁ。付いてるぞ」



「ちょっと貸してくれないか。
この汗気持ち悪すぎる。」



「着替えは?」



「下着は持ってきている。タオルは恭のを借りる。」



「お、おう。」



「なんで下着を持ってきてるかは聞かないんだな。」



「まあな。」



「じゃ、借りるな。」



私はお風呂場に向かった。





「無理するなよ。お前壊れかけてるぞ、、」






そんな言葉を受けながら。