自分の最寄り駅を通り過ぎて、電車はどんどん進んでく。
緊張してるのがバレないように、あたしは翔ちゃんの最寄り駅まで 翔ちゃんの肩に頭を乗せて寝たフリを続けた。
家に行くってことは‥したりするんかな‥
や、でも、
マナみたいなガキにムラムラしないか。
色んなことを考えていると、翔ちゃんに起こされて 降りる駅についたことに気が付いた。
「なんか買ってく?俺んち飲み物ビールしかないで(笑)」
「うん、」
駅前のコンビニにふたりで寄った。
翔ちゃんの家はあたしの家から4駅離れてるだけやのに、全然雰囲気が違って 田舎だった。
コンビニで適当に買い物して、翔ちゃんの家まで歩いた。
翔ちゃんの家は 綺麗な学生マンション?アパート?みたいなところだった。
1階は翔ちゃんの部屋ともう1つだけで、そのドアを指して "この部屋の奴めっちゃ仲いいねんで"って説明してくれた。