「麗奈!」

「お兄さんごめんなー!この子O型やから断りきれへんねん~今から飲みに行くからちょっと返してもらうで」


麗奈お得意のマシンガントークであたしらは少し離れたところに逃げた。


ほんま助かったあ~!



「麗奈ありがと!超男前やわあ」

「女やし(笑)」


ハキハキしてて 何でもハッキリ言ってしまう麗奈は、あたしとは全く正反対で‥やっぱりつくづく羨ましい。



少しすると啓太くん・みいくん・翔ちゃんが来た。


「遅いよ~」

「まあ、これあげるから許してや!」


あたしが口を尖らせて文句を言うと、翔ちゃんがあたしに何かを手渡した。


「ん?何コレ。かわいー!」

ピンクと黒の蝶の形をしてて、小さくてめっちゃかわいい。


ワクワクして開けていくと‥それはただのコンドームだった。




「翔ちゃん!!!」

「あはは!!(笑)」


あたしが怒った顔で翔ちゃんを見ると、翔ちゃんは楽しそうに笑ってた。


あたしはやっぱりこの笑顔で、なんでも許しちゃうなあ‥