ちょっとだけ早く待ち合わせのHEP前についた。
平日だから休日よりはマシだけど、やっぱりかなり人が多い。


みんなもう来てるんかなー?
どの辺におるんやろ‥



「ねえねえ!君キャバとか興味ない?」


あたしがみんなを探してキョロキョロしてると、スカウトに引っかかってしまった。


「いやー‥急いでるんで」

「全然急いでないやん!(笑)」

「‥」


‥確かに。
今のあたしは全然急いでるように見えないです‥




「でもマナまだ高2やで、ミテコミテコ!」

「え!そうなん~‥残念やわあ。まあとりあえず番号交換せん?」

「‥遠慮しときます」

「そんなんゆわんと~‥な?」


コイツしつこい~!!!!!




すると、いきなり腕を引っ張られた。

あたしはびっくりして振り返った。