そして夜になり、バイトを終えて まかないは食べずに歩いて待ち合わせ場所に向かった。
この時マナ、正直迷ってた。
よぉ知らん人とこんな風に遅くに飲みに行ったりしていいんかな‥?
本当は恋愛とか男関係には真面目だったあたし。
でも翔ちゃんと知り合って 仲良くなって、はっきりしない関係になって‥
あたしはだいぶ感覚が変わっていた。
誰かに止めてほしいけど、誰もあたしがこんな状況なんて知らないから 当然誰も止めてくれなかった‥
確実にあたしは変わっていった。
待ち合わせ場所まであと少し、という時に携帯が鳴った。
なんでいつもいつも‥タイミングが良いんだか悪いんだか‥
――――着信中――――
柳瀬 翔平
090XXXXXXXX
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