行ってみると、まだお店はやっていて お腹がいっぱいだったので ふたりで1つ食べることにした。
「翔ちゃん、ゴチでーす」
「お前全部1人で食べんなよ!太るから!(笑)」
「うるさーい(笑)」
近くの階段みたいなところにふたりで座りこんで、ひとつのかき氷をつつきあった。
こんなにちょっとしたことが
マナにとったらほんまに幸せ‥
やっぱりどんどん翔ちゃんを
好きになってくよ‥
「あ、てかこの前マナが見たいゆうてたDVD友達が置いてったで!」
「え!うそ!いーなあ」
「俺んち寄ってく?」
「え‥‥うん!」
なあ、なんでかな?
ほんまに翔ちゃんはさりげなく誘うのうまいね。
マナすぐ流されちゃう。
あたしは、結局その日翔ちゃんちに泊まった。
前と同じように途中までしたけど‥みたいな感じで‥
そして翔ちゃんははっきり言ったね?
「こんなんほんま浮気やな(笑)」
って‥‥
そう言って、あたしに何度も何度もキスをした。
この日、完璧にあたしは浮気相手なんやって自覚した。