「お、マナ。おはよーさん」
翔ちゃんは意外と前と同じように接してくれた。
もしかして あたしが普通に接したら、こんなに悩まんくてよかったんかなあ‥?
あたしは少しビックリしながらも、着替えて 髪をくくった。
「今日暇らしいでえ」
「へ?そうなん?」
「なんか珍しく予約ないから、今日は開店準備終わったらマナと呼び込み行ってって言われたで」
「そぉなんやー」
本当に意外と普通にはなしてる自分に焦りながらも、平然を装った。
翔ちゃんはなんで冷たかったんやろ‥‥ほんでなんであっけなく機嫌直ったんやろ‥‥?
あたしは、拍子抜けして ぼんやりしたまま 開店準備を終わらせて、翔ちゃんと呼び込みに行った。