まあ、こうなるよね。

わかってた。


「はーい」


――!?


隣の席で、アイツが手を挙げた。


「どうしましたか、闇雲くん」

「推薦しまーす」


やめて。


「どうぞ」


やめてくれ…!!!


この空気でまさか………


「梁ちゃんをジュリエットに推薦するよ」


言っちゃったよ、このひと!!!