○月×日 天気は分からない


長い幽閉生活により、私の体力も限界に近付いている。

この日記は、私の死後、カオルが一族の証を見せた後に贈られるらしい。

カオルよ、リョーコよ。

星辰正しき刻、ルルイエは浮上し、夢見るクトゥルフが目を覚ます。

息子よ、娘よ。

その日まで大いなるクトゥルフを崇め、

大いなるクトゥルフにお仕えするのだ。


それが、我が一族の運命だ――。