ぴよよんぴよよん


(メール、誰からだ...?)

「こんにちは。俺、隣のクラスの朝日って言います。わかりますか?返事くれると嬉しいっす。」


(え、朝日ってあの朝日くん?サッカー部キャプテンでイケメンの?あの?朝日くん?!な、なんでメール?!)


「こんにちは。周です。朝日くん有名だから、もちろん知ってます。ところで、なんでメール知って...?」


(えええ、もうパニック!朝日くん好きの子多いからメールしてるなんて知られたら私の学校生活終わりだ...名前は知ってるけどそれ以外は全くだし、少し苦手なんだよなぁ、、)

ぴよよんぴよよん


「良かった!周さんのメアドで合ってた!違う人だったら大変なとこだった... あの!俺、周さんの事が好きで...ファンなんだ!いきなりごめんな!でも知ってて欲しくて、少しでも意識して欲しいんだ」

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(...え?!好き?ファン?朝日くんが?私を?いやいや、そんな事あるわけ、、)


ぴよよんぴよよん


「周さんのファンでいても良いかな?」
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「全然良い...けど、なんで私なんかを?」
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「去年の冬、雪が降った時に周さんの教室でお昼ご飯中に騒いでさ、覚えてるかな?めちゃめちゃ怒鳴られて、そっから惚れたんだ」
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「え、あの怒った時?!その時に惚れたって...朝日くんってMなの?」
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「いや、Mではないけどさ(笑) 格好いいなって思ったんだ。 ねえ、周さん俺の事好きになって?」
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「そんな急に言われても、私、朝日くん少し苦手って思ってたから...だから...」
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「あ、苦手だった、。ごめんな、メールも勝手に、友達に聞いて教えてもらったんだ。迷惑だったよな、」
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「べ、別に迷惑とは思ってないよ!ただ...好きにはならないから。」
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「そっか...」
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「でも、ファンにならなってあげてもいいけど。」


そしてお互いにファンとなって、良くメールする友達として今は落ち着いている。