「…秋樹は、水面越しの太陽みたいだって思ってたよ」 「どういうこと?」 「眩しくて、綺麗で、 でも息ができないくらい苦しい」 そっか、と秋樹が眉を下げて笑った。 そしてもういちど、優しく触れた唇。 「…これでも苦しい?」 「ううん、苦しくない」 すき。 すき。 だいすき。 大好きなきみの、大好きな人になれる。 それがこんなに幸せだなんて、今の今まで知らなかったよ。