そうして俺らが向かうのは

【屋上】

で、着いたんだが…。
桜「…なんだ…これ。」
雅「だ、誰が…こんなことを…。」
成「…これは、酷いね…。」
大「………。」

なんと頑丈な鉄の扉が…壊されてなくなってる。
俺らに喧嘩を売るヤツらといったら…この学校にはいないに等しいはずなのに。
じゃあ、外部からか…?
扉をよく見ると、

「「「「靴跡…?」」」」

左足の靴跡が残っている。

雅「……誰もいないようですし、私達が来る前の出来事のようです。もう、この場にはいないかも知れません。」

雅がそう言ったその時、

大「…あそこ。」

大和が指す場所を見ると確かに死角が。
でも流石に人は入れないだろう。
ただ、普段意見をあまり口にしない大和が言ったことに皆が気になったので、半信半疑でその場へ向かった。

誰もいないと思っていたが、そこには

「「女(の子だね。)か?」」
大「…うん。」
雅「えぇ、そんなところに!?」