麗華side

くだらない話をしていたから5階の端から2階の端まで走るハメになった…。
さっき体操着とジャージを貰っとけば良かったと今になって後悔する。
でもジャージがあって良かった。

私は長時間日光に当たれないのでちゃちゃっと終わらせて、日陰に行こう。
理事長室から出る時くらいに授業開始のチャイムがなったようだけどま、いっか。
靴を履きみんなが校庭の真ん中に集まっているのでそこに向かってると

拓「お前らなぁ!!15分もあったのに何してたんだ!?あぁ!?」

拓くん、怒ってる声すごい響いてるし、私も遅れたよ?

桜「……なんで玲は怒られねぇんだよ…」

呟かれた桜哉の声が聞こえた私は拓くんの後ろで頷く。
その時大和と成輝を見ると…目が合った。

「「…。」」

___助けて…。

今絶対そう言った!
か、可愛い…から、助けてあげようかな。

『……助けて欲しいか?だったら…雅「お、お願いします。」

助けてあげるけど、最後まで話を聞かなかったのが悪いんだからね?

『ねぇ、拓くん。雷華達は俺と話してたんだけど?なんで怒るの?』

拓「玲kっ!お前だとしてもそれはできn」『んん?』

おい??
今麗華って言おうとしたよね?
ちっちゃい『つ』にして誤魔化したみたいだけどさ?