『もう来るな!って言って』


梅雨をまじかに控えた季節だった。



私は、半年間続いていた家庭教師の先生を首にした。

その先生との相性は初めから悪かったが、親が気に入ったらしくなかなか首に出来なかった。


ここで少しだけ、私の身近なとこだけ説明しよう。



私は中高一貫の私立高校に通う高校一年生だ。
今流行りの親の期待を一身に受けている一人っ子だ。

さびしかった…