「レオン王子っ!」





リリアが驚きの声をあげる。





「あ、やっと名前で呼んでくれたね。」





言われてみれば、リリアがレオンのことを名前で呼んだのは初めてだ。





「そんなことどうでもいいから。それより……」





リリアはレオンに怒った。





「それより遅いわ!三日も間をあけて……一体、何人の女の子と遊んでたのよ!」