「彼氏はつくらないんでしょ?」 「うん。けど、小野寺だったら仕事と一緒くらい好き。」 「何それ。でも、仕事とは付き合えないよ。」 分かってるし。 「だから、小野寺の気持ちは嬉しかった。 私も自分の気持ちに気づけてよかったと思ってるし。 ___ねぇ、小野寺。きいてる?」 小野寺は自分の顔を手で覆っている。 「信じていいの?その言葉。」 小野寺は顔を赤くしていた。 何その反応。こっちにも映っちゃうじゃんか。