けど、小野寺は私のその言葉を聞いて。


キョトンとした表情をした。


え?


私なんか変だった?



「無理すんなよ。絶対俺のこと意識してなかったくせに。」


え。私 結構勇気だしたんだけど。



「してたよ。今日。久々に喋ってて。ずっと意識して普通でいられなかったの。」



好きだから、小野寺の言う好きな子にも嫉妬していた。



好きだから、いつも平気だった 風呂上がりの姿にも目を合わせられなかった。