【武side】

あの後、俺は5回ヤッた。

「さすがにやり過ぎたか…腰痛え…。」

そして俺はサロンに向かった。

俺は専門学校を出た後、美容師をして店長として働いてる。

カランコロン

「おはようございます店長!」

「はよー」

「店長…昨日と同じ服じゃないすかー…」

「あー…引っ掛けた女とホテルでそのまま来たから」

「またっすか?もー…何回目っすか。そろそろ彼女作ったら良いじゃないっすか」

「…良いんだよ。好きなんて感情俺には要らねえから…」

「…ハア」

「ほら、朝礼始めるぞ」

「はあい…。」

「えー…今日は11時から4名予約入ってます。」

そうだ。これでいい。

これが今の俺には一番楽なんだ。  

あの三人に関わる事がない方が

一番良い。

恋という感情。

好きと言う思い。


店長というポジション。

好きな時に抱ける女。

それだけで十分だ。

これ以上の贅沢はないだろ。