コンコン ガチャ


「…ナナ、リンゴできた」

それだけ言って、起きてるナナに近づいて腰を下ろす



寝ているナナの背中に手を入れて、起き上がらせたところで足を入れて支える



…うわ、これすんげえ近い
ナナの体熱いし、俺がやべえ


グッと堪えていると、


「…ユサ?」

と、ナナが顔を覗いてきた


「あぁ、悪い…食べれるか?」


ハッとして、すりおろしたリンゴの入った小さいお皿とスプーンを差し出して優しくそう聞くと、


ムッと口を閉じてお皿を見つめるナナ


…その顔やべえ。そそられる



どうしてもでてくる気持ちを押さえ込みながら、ナナにどうしたんだと思う