「美希(みき)~!!!」

ドンッ

『いったた、どうしたの?稚葉(ちよ)』

「あのね!桜(さくら)が明日暇なんだって!
だからまた稚葉と桜と悠ちゃんとタケくんと真実ちゃんで集まって、美希の怖い話聞きたい!」

『それはいいけど、悠磨(ゆうま)と建斗(たけと)と真実(まみ)ちゃんは大丈夫なの?』

「うん!もう良いっていってるよ!」

『相変わらず早いね、稚葉は』

「えへへ、そうかな?
じゃぁ、皆にオッケーって行ってくる!」

『うん、行ってらっしゃい』

私は最近、この学校に転校してきた

理由は・・・まぁあとで分かるよ
「おーい!美希ー!
一緒に帰ろーぜ!」

『建斗、まだ残ってたんだ
もしかして帰宅部のくせに補習だったりして』

「うっ、うるせー!」

『冗談のつもりだったんだけど・・・』

「んなっ、マジかよ・・・
冗談だって分かってたらばれなかったのにぃーーーー!
って、って言うか美希も帰宅部だろーが!
お前だってほsy」

『あいにくだけど、私はバレー部の助っ人です』

「ぬあぁぁぁぁ!
くそぉぉぉー!」

『そんなに気にしなくていいと思うよ?
学校のテストなんて社会に出たらほとんど必要ないしね』

「まぁな!
ところで、明日はどんな話すんの?」

『んー、そうだなぁ
一人暮らしの男の人の話かな』

「ほぉー、怖そ
美希の話し方やけに現実味があって怖いんだよなぁ~
まぁそれが良いんだけど」

『本当にあったことかもね』

「こっ、怖いことゆーなよな!」

まだ、まだあの話はまだ早い
ピーンポーン
『鍵空いてる
入って』
「お邪魔しまーす!」
「美希、これお土産」
『悠磨ありがとう』
「やっぱひろーい!」
「こら、稚葉
あんまりはしゃがないの」
「え~」
「っしゃー!やっぱ美希んちひれぇー」
「タケくん!はしゃいじゃダメだよ!」
「ちよ、お前にイワレタクネェヨ」
「タケくんひどーい!」
『真実ちゃんいつもありがとうね』
「いえいえ、昔からこうだからもうなれちゃったよ」
私と真実ちゃんは一人暮らし
けど真実ちゃんは私と違って自分でお金稼いでるから暇がない
時々こうして休みはあるけれど、基本的には毎日仕事を掛け持ちしてる
皆が来たあと、午前中はゲームをしたり映画を借りてきたりして時間を過ごした
そして、午後11時眠そうな稚葉とまだ元気で仕方ない建斗、そして、平然と私が話始めるのをまつ真実ちゃんと悠磨
『じゃぁ、始めよっか』
あるマンションに、一人暮らしの男が住んでたんだ。
その男はその日、上司との飲み会で帰ってきたのは深夜1時をまわってた。
その男は、朝からの営業と飲み会での疲れをとるために風呂に入ろうとしたんだ。
着替えを用意した男は脱衣所に行ったんだ。
そしたら、風呂のドアがしまっていて電気も付いていたんだ。
その男は不信に思った。
【何故、消したはずの風呂場の電気がついているんだ。
それに俺は、風通りを良くするために必ず風呂場のドアは開けている】
男は、会社に行く前に風呂に入っていくという習慣がついていた。
【誰かいるのか】
 返事がない。
 ただの開け忘れだと判断した男は風呂場の中に入る。
 その風呂はバス・トイレを同じ場所にしてある一人暮らしが住みやすい家。
 そこにはもちろん、仕切りのためにカーテンが付いているのだが、普段カーテンを開けて出る男が締めっぱなしなど、そう滅多にない。

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