「なぁ。ミサ。」

カードを並べ終わると

私の名前を呼んだ彼。

「何?」

「あのさ、本当にあと3日なの?」

彼の質問に

「そうだよ。」

と答えることしかできなかった。

すると、駄々をこねる子供のように

「本当に、あと3日でお別れなの?」

と聞いてきた彼。

「うん。」

「ミサとも会えなくなるの?」

「そうだよ。」

「そっか。」

そう答えた彼からは

悲しみを感じられなかった。



―――それで良いんだよ。

私の存在意義はそういうものだから。