「いつまで見てるんですか?

邪魔だから、
どっかに行って もらえませんか?」



強く頭を押さえつけてくる玲音から逃れるように、必死になって玲音の胸から顔を上げると、



殺気を漂わせて先輩たちを睨みつけている玲音を前に、先輩たちが言葉を失っていた。



普段のおっとりした玲音からは想像もできないような冷たい態度に

先輩たちが立ちすくんでいる。



「もし、りり花に余計なことしたら、絶対に許しませんから。


万が一、りり花になにかあったら、

先輩たちが駅前のドラックストアでやってること
ぜんぶ…」



険しい表情で伝えかけた玲音の言葉に、
先輩たちの顔色が変わった。