「それから…
俺たち、ただの幼なじみじゃないんで」



……へ?

ただの幼なじみだよ?



口をポカンと開けて玲音を見上げると、
強い力で玲音に抱き寄せられた。



わわわわっ…?!


「いいから、黙って」



耳元でそう言うと、


ゆっくりと近づいた玲音の唇が、
私のおでこにそっと触れた。


その途端、先輩達が軽く悲鳴をあげた。


私は叫び声をあげた。



ギャーーーッ‼︎‼︎



すると、その途端、
玲音の胸に強く顔を押し付けられた。


息が出来なくてモゴモゴしていると、
頭上で玲音の声が響く。