「おはよう! あら、玲音くん泊まってたのね! 」



「うわっ‼︎ 」



りりちゃんのおばさんが突然部屋に入ってきて、

慌てて飛び起きた。



「いいのよ、玲音くん、そのまま続けちゃって!
遠慮なんてしないで、どーぞ、どーぞ♬

どんどん進めちゃってね!

いっそのこと、りり花と結婚して今すぐうちの息子になってほしいくらいなんだから♫」


「おば、おば、おばさん…っ! けっ、けっ⁈ 」



「ま、玲音くんたら冗談なのに真っ赤になっちゃって可〜愛い♡

おばさんね、りり花の結婚相手は絶対に玲音くんがいいのよねー♪

知らない子を"彼氏です"って連れてこられも困っちゃうじゃない?」



おばさんの言葉に目をパチクリさせた。

結婚相手??

りりちゃんの彼氏?



「まぁ、そこで爆睡しているじゃじゃ馬、いや暴れ馬?

うーん、むしろ狂犬かしら?

そんなりり花を相手にできる男の子がそうそういるとは思えないけど♡」


すると、ふくれっ面でりりちゃんがガバっと起き上がった。