静かな校舎を瀧澤くんと一緒に昇降口まで歩き、
下駄箱が見えたところで

瀧澤君が足をとめた。


「もし、本気で星薇女学園を考えてるなら、
協力するよ。姉貴にもいろいろ聞けるし。

また、わかんないところがあったら教えるから声かけて」



「はい、お願いします、瀧澤先生!」



「おお!いい響き!」



瀧澤くんと笑いあっていると、

ジャージ姿の玲音がやって来た。