恐怖の渦の中

「...分かりました。なら時間が許す限り調べてみましょう。まずは"組織について"からっと」


俺は野宮さんの助言通りにマウスを動かした。マウスをファイルの真上に置き、左クリックを押そうとした瞬間、パソコンの電源が落ちた。
というより、この隠し部屋自体の電源が一気に落ちたのだ。


「な、なんだ?急に電気が落ちたぞ?」


青山が困惑している隙に、野宮さんは懐中電灯で照らし始めた。この瞬間的な反応は惚れ惚れするものを感じる。
だが、懐中電灯で映すのは特に変化のないものばかりだった。

普通に何かのトラブルが生じたのだと思った直後、隠し部屋のドアが左右から勢いよく真ん中へ移動し、そのまま大きい音を出しながら閉まってしまった。

俺達は暗い隠し部屋に閉じ込められてしまった。