今日はもうすぐ開催される球技大会の種目決めをする。
狙いはバレーボール。
「次にバレーボールをしたい人。3人、手をあげてください」
学級委員のその声に手を挙げる…
「じゃあ、この3人にします」
黒板を見ると…
「え?」
そこには、吉原、小坂、佐野(さの)という名前があるから、驚いた。
まさか、唯と一緒になるなんて…
でも、チームさえ違えば、練習を離れられる。
私のクラスは、バレーボールでは、2つに分かれて、片方のチームに2人、もう片方に1人という構成になる。
どちらか、1人になれば…
そう思って、練習場所に向かう。
「じゃあ、チームを発表します」
チームのキャプテンの3年生男子が声をかける
「Aチーム…」
どんどん3年生から2年生と名前が呼ばれていく…
「最後に1年生」
お願い…
「吉原さん、小坂さん」
嘘…
まさか…
でも待てよ…
これはむしろチャンスなんじゃ…
そうよ…きっとこれで仲良くなれる…
そんな気がした。
そして、練習に取り掛かった。
唯は運動神経がいいから、すぐに上達した。
だけど、私はそこまで運動神経は良くないから、時間がかかった。
そして解散。
「あぁ…」
体が痛い。
足が上がらない。
引きずって歩いていると…
「せっちゃ〜ん」
「翔くん…」
よりによってやかましいのが…
とか思ってる自分もいるけど、嬉しがってる自分もいて、不思議。
「どうだった?練習」
「もうクタクタ…文化系女子にはきついわー」
「そういえば、翔くんってサッカーよね…どうだった?」
「まぁ、ついていけたかな?って感じ」
「すごいなぁ…同じ吹部なのに…何が違うっていうのよ…」
翔くんってなんでもこなせるんだなぁ
器用だなぁ
「せっちゃんだって、小坂さんと一緒になれて良かったんじゃない?」
「う、うーん」
それに触れられると…
そっか…言ってなかったんだ。
「どうしたの?」
「ううん、なんでも。じゃあ、バイバイ」
「あ、うん…」
翔くんは納得いかない顔をしていた。
だけど、そんなの無視して、家に入った。
狙いはバレーボール。
「次にバレーボールをしたい人。3人、手をあげてください」
学級委員のその声に手を挙げる…
「じゃあ、この3人にします」
黒板を見ると…
「え?」
そこには、吉原、小坂、佐野(さの)という名前があるから、驚いた。
まさか、唯と一緒になるなんて…
でも、チームさえ違えば、練習を離れられる。
私のクラスは、バレーボールでは、2つに分かれて、片方のチームに2人、もう片方に1人という構成になる。
どちらか、1人になれば…
そう思って、練習場所に向かう。
「じゃあ、チームを発表します」
チームのキャプテンの3年生男子が声をかける
「Aチーム…」
どんどん3年生から2年生と名前が呼ばれていく…
「最後に1年生」
お願い…
「吉原さん、小坂さん」
嘘…
まさか…
でも待てよ…
これはむしろチャンスなんじゃ…
そうよ…きっとこれで仲良くなれる…
そんな気がした。
そして、練習に取り掛かった。
唯は運動神経がいいから、すぐに上達した。
だけど、私はそこまで運動神経は良くないから、時間がかかった。
そして解散。
「あぁ…」
体が痛い。
足が上がらない。
引きずって歩いていると…
「せっちゃ〜ん」
「翔くん…」
よりによってやかましいのが…
とか思ってる自分もいるけど、嬉しがってる自分もいて、不思議。
「どうだった?練習」
「もうクタクタ…文化系女子にはきついわー」
「そういえば、翔くんってサッカーよね…どうだった?」
「まぁ、ついていけたかな?って感じ」
「すごいなぁ…同じ吹部なのに…何が違うっていうのよ…」
翔くんってなんでもこなせるんだなぁ
器用だなぁ
「せっちゃんだって、小坂さんと一緒になれて良かったんじゃない?」
「う、うーん」
それに触れられると…
そっか…言ってなかったんだ。
「どうしたの?」
「ううん、なんでも。じゃあ、バイバイ」
「あ、うん…」
翔くんは納得いかない顔をしていた。
だけど、そんなの無視して、家に入った。