案の定、唯とは何も話さなくなった。
勇気を出して、挨拶しても返してくれない。
それから私の心にはぽっかり穴が空いたような気分になる。
お弁当も1人、昼休みも1人…
そんなの嫌だな…
そして、毎日、偽りの恋人に連れられ、お弁当を食べる唯を見るのが辛い。
翔くんにもお母さん達にもまだ何も言えなくて、唯一楽になれるのはあの手帳に吐き出すことだけ…
いつの間にか、私と唯が喧嘩した事がクラス中の噂になった。
ましてや、私が唯と先輩を別れさせて、私が先輩を取ろうとしていると言う嘘の噂まで上がった。
そんな訳ない。
そんな事、あるわけ無い。
私は孤独を感じていた。
みんなから疑いの眼差しで見られる…
帰りのホームルームが終わった。
唯はもう『じゃあね!』って言ってくれないんだね…
改めて、唯の存在の大きさに気付かされる。
そんな事考えて、音楽室に向かう。
「せーつーなちゃん」
その声に鳥肌が立つ。
先輩が手を振って、こっちを見ている。
「何ですか?」
「その態度はないでしょー?唯と喧嘩したって聞いたから、慰めてあげようと思ったのに」
「そんなのいりません」
「それに俺が浮気してるって言ったらしいじゃん」
「事実を話したまでです」
「あんまり、調子にのると、本気でせつなちゃんのる事、やっちゃうよ?それに、今の唯は幸せなんだよ?なのに、それを壊すの?」
確かにそうかも…
だけど…
「だったら、あなたが本気で唯のこと、愛してあげなさいよ!」
「うわー、怖!じゃあ、俺帰るわ」
勇気を出して、挨拶しても返してくれない。
それから私の心にはぽっかり穴が空いたような気分になる。
お弁当も1人、昼休みも1人…
そんなの嫌だな…
そして、毎日、偽りの恋人に連れられ、お弁当を食べる唯を見るのが辛い。
翔くんにもお母さん達にもまだ何も言えなくて、唯一楽になれるのはあの手帳に吐き出すことだけ…
いつの間にか、私と唯が喧嘩した事がクラス中の噂になった。
ましてや、私が唯と先輩を別れさせて、私が先輩を取ろうとしていると言う嘘の噂まで上がった。
そんな訳ない。
そんな事、あるわけ無い。
私は孤独を感じていた。
みんなから疑いの眼差しで見られる…
帰りのホームルームが終わった。
唯はもう『じゃあね!』って言ってくれないんだね…
改めて、唯の存在の大きさに気付かされる。
そんな事考えて、音楽室に向かう。
「せーつーなちゃん」
その声に鳥肌が立つ。
先輩が手を振って、こっちを見ている。
「何ですか?」
「その態度はないでしょー?唯と喧嘩したって聞いたから、慰めてあげようと思ったのに」
「そんなのいりません」
「それに俺が浮気してるって言ったらしいじゃん」
「事実を話したまでです」
「あんまり、調子にのると、本気でせつなちゃんのる事、やっちゃうよ?それに、今の唯は幸せなんだよ?なのに、それを壊すの?」
確かにそうかも…
だけど…
「だったら、あなたが本気で唯のこと、愛してあげなさいよ!」
「うわー、怖!じゃあ、俺帰るわ」