私と志乃は元々友達だった。
唯と3人でいるのがすごく楽しかった。
だけど、中学校最後のコンクールでそれが一変した。
私達の中学校は元々そんなに上手くなくて、金賞は開校20年で3回しかない。
だから、3年生みんなで4回目の金賞にしようって言っていた。
だけど、結果は銀賞。
吹奏楽の中ではよっぽど酷くなければ参加賞のような物…
帰りのバスで3年生みんな泣いていた。
もちろん私も…
精一杯頑張っても報われない事はあると思った。
だけど、事件はこの後起きた。
学校に着くと、志乃が私を呼んだ。
「あんたのせいだからね」
「え?」
「銀賞だったの全部あんたのせい。音、何回も間違って」
「確かに間違ったけど、私だけのせいじゃないわ。志乃だって間違ってたじゃない」
「うるさい!事の大半はせつなじゃない」
「違う!志乃も私も同じよ!みんなでとった銀賞よ」
「黙れ!あんたがいなけりゃ金賞だった。あんたなんかいなければ良かったのに!」
その言葉に私は言葉を失った。
ガシャーン!
呆然していると、何か楽器が壊れる音がした。
見ると、志乃が持ってたトランペットが壊れていた。
きっと、自分自身でやったのだろう。
そしたら、後ろから私たち以外の3年生が来た。
「なにこれ⁉︎」
みんな駆け寄ってきた。
「せつながやったの!銀賞だったの私のせいだって言って、あんたなんかいなければ良かったのにとか言って床に投げつけたの」
志乃がそう言って、私を見るみんなの目が変わった。
「違う。そう言ったのは志乃よ!私は何もしてないし、被害者なの!」
「志乃がそんな事するわけないでしょ!」
「バレバレなんだよ!」
そう言って、みんな私を怒鳴った。
違う‼︎
だけど私は慌てて荷物をまとめて帰った。
翌日からそのデマな噂は学校中に広まった。
私はいじめのターゲットになった。
クラスでも部活でも。
クラスでは教科書は無くなるのは恒例で上履きに落書きされたりされた。
通りぎわに悪口を言われたりする。
だから、私はなるべく下を向いて歩くようにした。
人の目が怖い。
何も言ってないのに、悪口を言われている気がする。
そんな私の唯一の救いは唯だった。
気軽に話してくれたから。
部活でも私の話は広まった。
先生も私を見る目が変わった。
引退まで耐えればいい。
そう自分に言い聞かせた。
ある時、後輩に呼ばれて、付いていった。
そしたら志乃をはじめとする吹部の女子みんな居て。
嫌な予感がした。
案の定、蹴られたり、罵声を浴びせて来た。
そして…
「これでつぐなってもらおうか?」
まさか!
そこには私のクラリネットがあった。
やめて!
おじいちゃんが私に買ってくれた物。
絶対に壊させない。
そう思って私は持ってる子から、クラリネットを奪って、その子を突き飛ばして、その場を逃げて、走って帰った。
誰も信じてくれない。
ただただ孤独だった。
次の日から学校を休みがちになった。
だけど、受験も近いから、なるべく行ったけど、その度に辛かった。
そして、引退して、卒業して孤独で悲しい中学時代は終わった。
唯と3人でいるのがすごく楽しかった。
だけど、中学校最後のコンクールでそれが一変した。
私達の中学校は元々そんなに上手くなくて、金賞は開校20年で3回しかない。
だから、3年生みんなで4回目の金賞にしようって言っていた。
だけど、結果は銀賞。
吹奏楽の中ではよっぽど酷くなければ参加賞のような物…
帰りのバスで3年生みんな泣いていた。
もちろん私も…
精一杯頑張っても報われない事はあると思った。
だけど、事件はこの後起きた。
学校に着くと、志乃が私を呼んだ。
「あんたのせいだからね」
「え?」
「銀賞だったの全部あんたのせい。音、何回も間違って」
「確かに間違ったけど、私だけのせいじゃないわ。志乃だって間違ってたじゃない」
「うるさい!事の大半はせつなじゃない」
「違う!志乃も私も同じよ!みんなでとった銀賞よ」
「黙れ!あんたがいなけりゃ金賞だった。あんたなんかいなければ良かったのに!」
その言葉に私は言葉を失った。
ガシャーン!
呆然していると、何か楽器が壊れる音がした。
見ると、志乃が持ってたトランペットが壊れていた。
きっと、自分自身でやったのだろう。
そしたら、後ろから私たち以外の3年生が来た。
「なにこれ⁉︎」
みんな駆け寄ってきた。
「せつながやったの!銀賞だったの私のせいだって言って、あんたなんかいなければ良かったのにとか言って床に投げつけたの」
志乃がそう言って、私を見るみんなの目が変わった。
「違う。そう言ったのは志乃よ!私は何もしてないし、被害者なの!」
「志乃がそんな事するわけないでしょ!」
「バレバレなんだよ!」
そう言って、みんな私を怒鳴った。
違う‼︎
だけど私は慌てて荷物をまとめて帰った。
翌日からそのデマな噂は学校中に広まった。
私はいじめのターゲットになった。
クラスでも部活でも。
クラスでは教科書は無くなるのは恒例で上履きに落書きされたりされた。
通りぎわに悪口を言われたりする。
だから、私はなるべく下を向いて歩くようにした。
人の目が怖い。
何も言ってないのに、悪口を言われている気がする。
そんな私の唯一の救いは唯だった。
気軽に話してくれたから。
部活でも私の話は広まった。
先生も私を見る目が変わった。
引退まで耐えればいい。
そう自分に言い聞かせた。
ある時、後輩に呼ばれて、付いていった。
そしたら志乃をはじめとする吹部の女子みんな居て。
嫌な予感がした。
案の定、蹴られたり、罵声を浴びせて来た。
そして…
「これでつぐなってもらおうか?」
まさか!
そこには私のクラリネットがあった。
やめて!
おじいちゃんが私に買ってくれた物。
絶対に壊させない。
そう思って私は持ってる子から、クラリネットを奪って、その子を突き飛ばして、その場を逃げて、走って帰った。
誰も信じてくれない。
ただただ孤独だった。
次の日から学校を休みがちになった。
だけど、受験も近いから、なるべく行ったけど、その度に辛かった。
そして、引退して、卒業して孤独で悲しい中学時代は終わった。