「…山田?大丈夫か?」

山田の顔色をおそるおそる伺う

俺の目を見て離さない

「梶山、お前の方が大丈夫なのかよ」

低く、冷たい、山田の声

「なにが…」

「とぼけんなよ!

お前43にもなって何ネカマしてんだよ!

ぼけーっとツイッター眺めてたらお前の筆跡とお前のキモい裏声が流れてきたんだよ!

カリスマ携帯小説家ぁりすって

梶山、お前のことだろ?」

あ、あぁ

俺が作り出したぁりすちゃんの世界に

踏み込まれてしまう