中ジョッキで乾杯する

「二軒目来てまでもう語ることねえぞ」

「そんな連れないこと言うなよー」

山田は仕事はできるが酔うと面倒くさい奴だ

「来年度の方向性はさっき固まったじゃねえか

さっきので納得しただろ?」

そう諭して山田に顔を向けると

山田の顔が心なしか素面になってる気がする

そして山田は

「…カリスマ携帯小説家ぁりす」

そう呟いて俺の顔を見つめた