「んで、なんすかぁ?」


人通りの少ない資料室の前の廊下に着くと、一ノ瀬は気だるげに壁に寄りかかる。


「もしかして告白?ごめん、タイプじゃないから無理です」

「いや告白じゃな…ってええぇ!?」


ふ、フラれたっ!?

仮に告白だとしたら私フラれたの?!



「なんだよ、うるせーな」

頭の後ろをかきながら舌打ちをしてくる。



初めて会った時は気付かなかったけど、ほんっっとコイツむかつく!




でも、ここはおさえないと…!!