ほめられなれていないせいか、
なんだかむずむずする。
だけど、
自分が書いたものを誉められるのは、
嫌な気がしない。
「がんばってね」
そういって、
髪をクシャッと撫でられる。
気を抜くと、女の先生にしか思えない。
いや、
この先生をそのまま女の先生にしたら、
とても人気が高いだろう。
私は、型を作りながら、そう思ったの。