「コラ!」
いつのまに近づいたのか、
私たちのすぐそばに、
茜先生がいた。
「お話もいいけど、アヤ、
全然かけてないじゃない!」
アヤは、すみませんと、
舌をペロリとだす。
「あなたは、
いつも通り、いいものを書くわねぇ」
そういって、私の書いたデザインを見る。