時が止まった気がした。

それは美香だけでなくゆうきも感じた。



「ゆうき君が好きです」



なんとなく分かっていた。

この人が自分のことを「異性」として見ていることを。

自分が今日部屋に呼べば、告白されるであろうことも。

ゆうきは予め考えていた答えを美香に伝えた。