「ゆうき君!私もゆうき君に生徒会長やってほしい」

朝礼が終わるやいなや、ゆうきの周りに人だかりができた。

「う~ん。どうしようかな」

ゆうきは腕を組んで考える仕草をする。

「眼鏡とか掛けて業務してるところ見たい~!!」

女子生徒は勝手に妄想して盛り上がっている。

今度眼鏡を買ってこようと思うゆうき。

「生徒会長になれば生徒会室が使い放題になるんだよね?」

ゆうきの脳裏によからぬ考えが浮かんだ。