…目を開けると、目の前は真っ暗だった。


目隠し…されてる…?


「ん〜…!」


口にはテープが貼ってあって、声を出すことはできなかった。


それに手足も結ばれている。




ガチャっと音がして、部屋のドアが開いたのが分かった。



「お、お嬢ちゃん起きたか?」




低い声がして、頭を掴まれた。



怖くて、怖くて、涙が出る。



「今からいいことしような〜」



「ん〜!」



いやっ!そう言いたいのに、声が出せない。




そして、ジョキジョキと切る音がして、肌がすぅーっと寒くなるのを感じた。




「おおっ!いいねぇ〜」



やばい…そう思うけど、震えることしか出来ない。



「ハァハァ…」



身体中を触られて、舐められて、私は震えて泣くことしかできなかった。


逃げようとして動くと、頭を掴まれ、押さえつけられる。




そして、気づいた時には病院のベットにいた。