「…まあそんなわけないか」
「ちょっ母さん…」
「急に押し掛けてしまってすみません
お邪魔します」
にこっと笑うと
「気にせずゆっくりしていきな」
ショート美人でサバサバしたお母さんは台所に向かって行った
かわいい子きたから過去1のオムライス作るわ、なんて言いながら
「綺麗なお母さんだね」
「それ母さんに言ったら多分オムライスがすげー豪華になるって」
黒瀬はちょっと照れながら笑う
「いただきます」
いつぶりだろう、だれかと食べる夜ご飯
仕事帰ってきたお母さんはもう私がベッドで寝てると思っているから、
わたしの作っておいた夜ご飯を食べてメッセージを残して寝ている
「おいしいです」
黒瀬のお母さんは料理上手みたいだ