「百合ちゃんってさーぶりっ子だよねー」


最初は陰口からはじまって、無視をするようになったわたしの友達


きっかけはクラスで人気の男の子からの告白だった



たかが、無視

でも小学生だったわたしにはショックで悲しくて


「ねぇ…ごめんね」


「仲直りしよ?」


最初謝ったときは驚いていたけど、だんだん面白くなったのか顔を見合わせて笑うようになった


さすがに私も5回目で諦め、それから卒業まで1人で過ごして






もう離れたくて中学受験をし、この私立中学にわたしは入学した










「百合ーそんな顔してどうしたの?」



「あっなっちゃんおはよう」