教室に戻ると、さっきの中心グループの女子がなっちゃんの席に集まっていた



やることが陰湿


私のほうをちらちら見てくる


私が1人になるようにしたいんでしょう?






休み時間になるたびになっちゃんの席に行くから、私はなっちゃんと話せないまま放課後になった



「百合ー帰ろ!」


「うん!ちょっと待っててすぐ準備するね」


「なんか今日全然百合と話せなかったー…

どうしたんだろーね星羅たち」


中心グループの女子は3人で
星羅ちゃん、真由香ちゃん、舞ちゃん

なっちゃんは星羅ちゃんと幼馴染でもともと3人と話してたし、今日のことをあんまり不思議に思ってないみたい



「桃原、帰る前にちょっといい?」