次の日、その次の日、また次の日と雨が続いた

流石に俺もレイニーブルーだわ、コレは。

そろそろ日向、彼方に
こっち のクラスに
来てもらう ばっか じゃ悪いな
って思って来る位の時期

でも俺1人で あっち のクラスに行くのは
何か気不味いしなあ

雨が続いて4日目 俺は学校を休んだ

妹「お兄ちゃーん?
ご飯 置いとくよー?」

声 掛けてくれた妹に対し
自分の中だけで内容を把握する

返事は しない。

妹が出て行って少しして
ベットから起き上がりリビングへ

テレビを付けて朝ご飯を食べながら思う

家で する事って本当 何も無いし
雨で濡れて迄 行きたい所も無えし

俺は また今日と言う日に絶望する。

つまんね。

俺「寝るか」

俺は また部屋に戻ってベットに入った

…暫くゴロゴロして居たが眠れない

俺「明日こそは晴れっかなあ」

天井を見ながら
見えない明日の天気の事を考えて居た

そして達裕から貸して貰った
ゲームを思い出した

俺「まあ寝転んだままでも
出来そうだし やって見るか
…何処 持ってったっけ
ああ有った有った」

この連日の雨の始まりの朝
学校 行くのに部屋を出る前
鞄を持って いつもと違う重さ に気付き
ゲームの事 思い出して
そのまま特に何も置いてない机の上に
ポン と置いて有った

アイマスク型の機械を手に取り
SDカード型のソフトを嵌めた

俺「説明も何もくれてねえけど
目に掛けるんだよな…多分
…でコレが電源…か?」

アイマスクの様に装着して
右上側にソフトを入れる場所が有り
左下側に電源ボタンらしき突起が有った

俺は目は悪くないし
眼鏡を掛けてる人の仕草が出来る事に
何か新鮮さ を感じて居た

「…ピピーッ、ッピ…スキャンします
スキャンします…スキャンします…」

俺「おお」

'' ― ON LINE ― ''

何か良く分からんが始まったわ

何だか映画館の様な感覚に成る様な視界

テレビ ゲームと違って
ジュース飲んだり お菓子 食べながら
とか は困難そうな…

'' このゲームは何種かのストーリーが有り
主人公で在る貴方がキャラを選択し
そのキャラの人生を
貴方の選択肢で進めて行くゲームです ''

俺「ボードの人生ゲームとは何か違うけど
想像 通り、かな?」

'' そうですねえい
先ずは貴方の名前を
聞いてやっても良いのです ''

俺「…質問の仕方 可笑しくね?
まあゲームやから
人間の様な回答 求めるのは無茶な話か
…って え。選択ボタンとか有んの?」

'' 口答で構いません ''

俺「え今コイツ俺の言葉に反応した…?」

'' そうとも言うかもしれませんね ''

俺「え…うええ?!」

'' 煩い ''

俺「痛っ。」

理不尽にも叩かれた

そして普通に痛かった

'' 男が情けない声 上げる者じゃないンです ''

俺の視界の中に女の子が現れた